「Galaxy S10」のスペック比較や評価をまとめてレビュー

「Galaxy S10 Dual-SIM SM-G973F/DS」は、SAMSUNGが販売する「Galaxy」シリーズの中でもフラグシップモデルに位置するスマートフォンです。Socは最新のハイエンドモバイル向けSnapdragon 855を搭載、また「S」シリーズ初となるトリプルカメラとパンチホールを採用した画面占有率の高いディスプレイを搭載しています。

「Galaxy S10」の製品概要

SAMSUNGの『Galaxy S10』は、2019年3月からグローバルに展開されています。国内市場向けの取り扱いに関しては、「おサイフケータイ」や「ワンセグ」などの機能とキャリアアプリを追加した上でKDDIから2019年5月下旬、ドコモから6月上旬より発売されています。

当製品は前機種に比べてCPU、メモリ、ディスプレイなどの性能が大幅に向上しています。Socは従来の「SDM845」から最新のフラグシップモバイル向けプロセッサー「SDM855」に変更されておりCPU処理性能がパワーアップしています。メモリも4GBから8GB/RAMへと倍増化、ディスプレイは同社「S」シリーズのスマートフォンでは初となるパンチホールを採用したInfinity-O Displayを搭載しています。

『Galaxy S10』の基本スペックは、Android 9.0 Pie、Snapdragon 855 Soc、6.1インチQHD+（アスペクト比19:9）画面搭載、背面に1200万画素＋1200万画素＋1600万画素トリプルカメラを搭載しています。カラーバリエーションは「Prism White」「Prism Black」「Prism Green」「Prism Blue」「Canary Yellow」「Flamingo Pink」の6色でグローバル展開となっています。詳細なスペックや特徴および製品評価のレビューは下記にまとめた通りです。

■製品名（型番）
・グローバル版：Galaxy S10 Dual-SIM SM-G973F/DS
・ドコモ版：Galaxy S10 SC-03L
・KDDI版：Galaxy S10 SCV41

「Galaxy S10」の基本スペック

「Galaxy S10」のカラーバリエーション

本製品のカラーバリエーションは6色でグローバル展開となっています。
・Prism White
・Prism Black
・Prism Green
・Prism Blue
・Canary Yellow
・Flamingo Pink

「Galaxy S10」の主な機能

■対応する機能
・NFC
・Bluetooth
・テザリング
・防水/防塵
・指紋センサー
・ハイレゾ

■対応していない機能
・おサイフケータイ（国内向けキャリア版は対応）
・ワンセグ（国内向けキャリア版は対応）
・赤外線通信

「Galaxy S10」の特徴と評価

OS＆CPU性能

当製品の初期出荷時にプリインストールされているOSは、Android 9.0 Pieとなっています。Socは、Qualcomm Snapdragon 855（Kryo 485 2.84GHz×1 ＆ Kryo 485 2.42GHz×3 ＆ Kryo 485 1.8GHz×4）Octa-coreを搭載しおてり、前機種の「Galaxy S9」で搭載していたSDM845から今回新たにSDM855搭載になったことでCPU処理性能が向上しています。更に後述するメモリについては8GBに増量されており同社のフラグシップモデルらしい文句無しの余裕ある性能を備えています。なお、一部の販売地域において「Samsung Exynos 9820」プロセッサを搭載したモデルも提供されています。

RAM＆ROM容量

メモリとストレージは、前機種に比べて強化されています。メモリ（RAM）が4GBから8GBに倍増、ストレージ（ROM）が128GBに加えて256GBモデルも用意されておりスマートフォンの全体的なパフォーマンス向上に貢献しています。また最大512GBの外部ストレージ（microSDXCカード）にも対応しており、必要に応じてSDカードを格納することで容量不足を心配することなく安心て使える仕様となっています。※microSDXCカードが必要な場合は別途購入しましょう。

ディスプレイ性能

ディスプレイは、前機種の5.8インチから6.1インチ（有機EL）ディスプレイに大型化しており、解像度は3040×1440ドット（WQHD+）の縦長パネルを搭載しています。また同時発売した「Galaxy S10＋」と同様に「S」シリーズ初のパンチホールを採用したInfinity-O Displayを搭載したことで更なるベゼルレス化で圧巻の画面占有率を実現しています。

「Galaxy S10」が採用している次世代のダイナミックAMOLEDスクリーンはHDR10+規格に対応しており、リアルな色とコントラストを実現しています。また本体内蔵のステレオスピーカーでDolby Atmosエンハンストサウンドを視聴することも可能です。

カメラ性能

本体背面に配置されたカメラは前機種の「Galaxy S9」では、シングルカメラでしたが、今回のモデルチェンジで「S」シリーズで初となるトリプルカメラが搭載されています。画素数はそれぞれ1200万画素（F値 1.5-2.4）＋1200万画素（F値 2.4）＋1600万画素（F値 2.2）となっており動画撮影は2160p@60fps、1080p@240fps、720p@960fps、HDR、dual-video rec、に対応しています。なお、前面には1000万画素（F値 1.9）カメラを搭載しています。

バッテリ性能

バッテリは前機種の3000mAhから3400mAh（国内版は3300mAh）に増量しており、急速充電にも対応し、更にワイヤレス充電機能にも対応しています。なお、バッテリ駆動時間は本体の設定や温度環境などにより大きく異なる場合があることを含みおき下さい。

対応周波数

「Galaxy S10」グローバル版が対応する周波数（バンド）は、LTE bandがFDD-LTEが1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/38/39/40/41/66に対応。HSDPAが850,900,1700(AWS),1900,2100に対応しています。また、SIMカードスロットはnanoサイズ×2で、DSDS（Dual SIM Dual Stand-by）もサポートされています。※販売地域やモデルによって仕様が異なることを含みおき下さい。

セキュリティ

セキュリティ機能について、前機種では指紋認証が本体背面に配置されていましたが、今回新たにディスプレイ埋込型指紋認証センサーが採用されています。超音波指紋センサーを直接スクリーンに搭載しており画面に触れるだけでロックを解除できる仕様となっています。なお、従来通りインカメでの顔認証にも対応しています。

その他

「Galaxy S10」は、防水/防塵（IP68規格）に対応しており台所などの水回りでも利用が可能です。なお、使用の際は本体のカードスロットを確実に閉めてるように気を付けましょう。

「Galaxy S10」と「Galaxy S9」のスペック比較

※詳細および注意事項等はSAMSUNGの公式サイトにてご確認下さい。

SOURCE SAMSUNG