「ROG Phone 3」のスペック比較や評価をまとめてレビュー

「ROG Phone 3」は、ASUSが販売するSimロックフリースマートフォンの中でもハイエンドモデルに位置するゲーミングスマートフォンです。3.1GHzで動作する最新＆最速Socの「Snapdragon 865 Plus」を搭載しており5G通信にも対応、更にリフレッシュレート144Hz対応、270Hzタッチサンプリングレートに対応する6.59インチOLEDを搭載しています。カメラは、ソニー製イメージセンサ「IMX686」を採用した6400万画素カメラを含むトリプルレンズを搭載しています。

「ROG Phone 3」の製品概要

ASUSの『ROG Phone 3』は、2020年7月23日からグローバル展開されており、国内市場は2020年9月26日から各小売店やインタネットショッピングサイトおよびMVNOパートナー等が取扱い販売となっています。

当製品は前機種に比べてCPU、メモリ、カメラなどの性能が向上しています。プロセッサーは従来の「Snapdragon 855 Plus」から最新のフラグシップモバイル向けプロセッサー「Snapdragon 865 Plus」に変更されておりCPU処理性能がパワーアップしています。メモリは従来のRAM/12GBに加えてRAM/16GB搭載モデルが追加されています。ストレージは大容量の512GBを搭載、カメラは今迄のデュアルカメラカメラからトリプルカメラに進化しています。

なお、大容量バッテリ、画面サイズ、解像度は前機種の性能を継承しており、6,000mAhバッテリ、6.59インチ（2340×1080ドット）画面となっていますが、この製品の最も特筆すべき特徴は、リフレッシュレート144Hz対応、270Hzタッチサンプリングレートに対応などゲーミングスマホとして最高峰レベルと言って良いのではないでしょうか。

『ROG Phone 3』の基本的な仕様は、Android 10、Snapdragon 865 Plus Soc、6.59インチFHD+（アスペクト比19.5：9）画面搭載、背面に6400万画素+1300万画素+500万画素トリプルカメラを搭載しています。カラーバリエーションは「ブラックグレア」の１色展開となっています。詳細なスペックや特徴および製品評価のレビューは下記にまとめた通りです。

■製品名（型番）
・RAM/12GBモデル：ROG Phone 3 ZS661KS-BK512R12
・RAM/16GBモデル：ROG Phone 3 ZS661KS-BK512R16

「ROG Phone 3」の基本スペック

※免責事項：当サイトは記事作成に置いて細心の注意を払い製品スペック等の情報を掲載しておりますが、その内容の正確性について保証するものではないことを含みおき下さい（詳細）

「ROG Phone 3」のカラーバリエーション

本製品のカラーバリエーションは１色展開となっています。
・ブラックグレア

「ROG Phone 3」の主な機能

■対応する機能
・Bluetooth
・テザリング
・指紋センサー
・ハイレゾ

■対応していない機能
・ワンセグ
・防水/防塵
・赤外線通信

「ROG Phone 3」の特徴と評価

OS＆CPU性能

当製品の初期出荷時にプリインストールされているOSは、Android 10となっています。Socは、Qualcomm Snapdragon 865 Plus（3.1GHz×1 + 2.42GHz×3 ＋ 1.8GHz×4）Octa-coreを搭載しおてり、前機種の「ROG Phone II」で搭載していたSnapdragon 855 Plusから今回新たにSnapdragon 865 Plus搭載になったことでCPU処理性能が向上しています。グラフィックは高性能なAdreno 650を搭載しており、3.1GHzで動作する最速Socとの組み合わせで重い3Dゲームもストレスフリーで快適にプレイすることが出来そうです。

RAM＆ROM容量

メモリとストレージ容量は、RAM/12GBに加えてRAM/16GBモデルを用意、ROMはUFS 3.1に対応した512GB高速ストレージを搭載しています。なお、外部ストレージ（microSDカードスロット）は非搭載となっています。

ディスプレイ性能

ディスプレイは、前機種同様に6.59インチ有機ELディスプレイを搭載、解像度は2340×1080ドット（FHD+）の縦長パネルを採用しています。

リフレッシュレートは144Hz、タッチサンプリングレートは270Hzの超高速タッチパネルを搭載しており、タッチ操作の処理遅延は25ms、スライド操作の遅延は18msとなっており驚愕のスペックを誇ります。

カメラ性能

本体背面に配置されたカメラは前機種「ROG Phone II」では、デュアルカメラでしたが、今回「ROG Phone」シリーズで初となるトリプルカメラが搭載されています。構成は、ソニー製1/1.7型「IMX686」イメージセンサーを採用した6400万画素（広角、F値1,8）+1300万画素（超広角、F値2.4）+500万画素（マクロ、F値2.0）の組み合わせとなっています。動画撮影は8K@30fps, 4K@30/60/120fps, 1080p@30/60/240fps, 720p@480fps; gyro-EISに対応。前面には2400万画素（広角、F値2.0）カメラを搭載しています。

バッテリ性能

バッテリは前機種同様に6,000mAhの大容量バッテリを搭載しています。急速充電（Quick Charge 4.0）とUSB Power Delivery 3.0に対応しており、MAX6,000mAhまで僅か約90分で満充電することが可能なようです。駆動時間はモバイル通信時が約14時間 (LTE)/約8.5時間 (5G)、連続通話時間が約2,340分 (VoLTE)、連続待受時間が約552時間 (VoLTE)/ 約384時間 (5G)となっています。なお、バッテリ充電時間や駆動時間は本体の設定や温度環境などにより大きく異なる場合があることを含みおき下さい。

対応周波数

国内正規取扱い製品の「ROG Phone 3」が対応する周波数（バンド）は、5Gがn1/n2/n3/n5/n28/n41/n66/n71/n77/n78/n79、FDD-LTEがB1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B29/B30/B32/B66/B71、TD-LTEがB34/B38/B39/B40/B41/B42/B48、キャリアアグリゲーション：6CA(DL)/2CA(UL) に対応、W-CDMA：B1/B2/B3/B4/B5/B6/B8/B19、GSMが850/900/1800/1900MHzに対応となっています。また、SIMカードスロットはnanoサイズ×2（5G＋4G）で、DSDV（Dual SIM Dual VoLTE）もサポートされています。

セキュリティ

セキュリティ機能は、生体認証として本体前面にディスプレイ埋込型指紋認証センサーを搭載しています。また、インカメでの顔認証にも対応しています。

その他

「ROG Phone 3」は、本体背面内にヒートシンクを搭載しており、前機種に比べて約6倍のサイズとなり、更に効率のいい冷却が可能となっています。また、本製品に同梱されているスタンドにもなる外付けクーラー「AeroActive Cooler 3」も第3世代となり、排出効果の改善に伴い前機種に比べて冷却性能がアップしているようです。

ゲーム専用の特殊モード「Xモード」を搭載しています。また「Armoury Crate」アプリを利用することでゲームアプリ管理、CPU、GPU、メモリー、ストレージの使用量や温度などを確認することもできます。

「ROG Phone 3」は、ゲームアシスタント「GameGenie」アプリを利用することで、攻略情報の検索、マクロ機能の実行などが可能。更に本体側面に搭載された超音波タッチセンサー「AirTrigger」の設定で携帯ゲーム機のL/Rボタンと同じ操作が可能です。

「ROG Phone 3」と「ROG Phone II」のスペック比較

※当該製品について不明な点や注意事項等はASUSの公式サイトにてご確認下さい。

SOURCE ASUS