「XPERIA 1 Dual (J9110)」は、SONYが販売する「Xperia」シリーズの中でもハイエンドモデルに位置するスマートフォンで最新のSnapdragon 855 Socを搭載しています。ディスプレイに同ブランドでは初の6.5インチ4K HDR シネマワイドディスプレイを搭載、更に本体背面にトリプルカメラを搭載しておりスマホで世界初の「瞳AF」機能にも対応しています。
「Xperia 1」の製品概要
SONYの『Xperia 1』は、2019年春からグローバル展開(国内キャリア版は6月14日から発売)されているスマートフォンです。今回はモデルの命名規則の変更も含めて久しぶりのフルモデルチェンジとなっており、初の機能や新しい技術を多く取り入れています。CPU、ディスプレイ、メモリ、ストレージ、カメラなどの機能向上や筐体がスタイリッシュで洗練されたデザインへと大幅な変更が施されており、フラグシップモデルとして相応な仕様となっています。
『Xperia 1』の基本的な仕様は、Android 9 Pie、Snapdragon 855 Soc、6.5インチ4K HDR(アスペクト比21:9)画面搭載、背面に1200万画素+1200万画素+1200万画素トリプルカメラを搭載しています。グロバール版のカラーバリエーションは「ブラック」「ホワイト」「グレー」「パープル」の4色展開となっています。詳細なスペックや特徴および製品評価のレビューは下記にまとめた通りです。
■製品名(型番)
・グローバル版:Xperia 1 Dual(型番:J8110 / J8170 / J9110)
・ドコモ版:Xperia 1 SO-02L
・KDDI版:Xperia 1 SOV40
・ソフトバンク版:Xperia 1
「Xperia 1」の基本スペック
製品名 | Xperia 1 |
メーカー名 | SONY |
発売時期 | 2019年春頃グローバル展開、国内2019年6月14日発売 |
製品取扱 | グローバル版、国内正規取扱、ドコモ、KDDI、ソフトバンク |
OS | Android 9 Pie |
CPU | Snapdragon 855 |
GPU | Adreno 640 |
RAM | 6GB |
ROM | 64GB / 128GB(国内版は64GBモデルのみ) |
CARDスロット | microSDXC(Max 512GB) |
画面サイズ | 6.5インチ有機EL |
解像度 | 3840×1644 4K HDR |
背面カメラ | 1200万画素+1200万画素+1200万画素トリプルカメラ |
前面カメラ | 800万画素 |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver 5.0 |
外部端子 | USB Type-C |
バッテリ | 3,330mAh(国内版は3,200mAh) |
サイズ | 約167×72×8.2mm |
重量 | 約180g(国内版は約178g) |
「Xperia 1」のカラーバリエーション
本製品のカラーバリエーションは4色展開となっています。
・ブラック
・ホワイト
・グレー
・パープル
「Xperia 1」の主な機能
■対応する機能
・NFC
・Bluetooth
・テザリング
・指紋センサー
・防水/防塵
・ハイレゾ
■対応していない機能
・ワンセグ(国内キャリア版はワンセグ/フルセグ機能搭載)
・赤外線通信
「Xperia 1」の特徴と評価
OS&CPU性能
当製品の初期出荷時にプリインストールされているOSは、Android 9 Pieとなっています。Socは、Qualcomm Snapdragon 855(Kryo485 2.84GHz×1+Kryo485 2.42GHz×3+Kryo485 1.8 GHz×4)Octa-coreを搭載しおてり、前機種の「Xperia XZ3」で搭載していたSDM 845から今回新たにSDM 855搭載になったことでCPU処理性能が向上しています。更に後述するメモリについては6GBに増量されており同社のフラグシップモデルらしい性能を備えていると言えます。
RAM&ROM容量
メモリとストレージは、前機種に比べて強化されており、メモリ(RAM)が4GBから6GBに増量、ストレージ(ROM)が(一部のモデルで)128GBに倍増しておりスマートフォンの全体的なパフォーマンス向上に貢献しています。また最大512GBの外部ストレージ(microSDXCカード)にも対応しており、必要に応じてSDカードを格納することで容量不足を心配することなく安心て使える仕様となっています。※microSDXCカードが必要な場合は別途購入しましょう。
ディスプレイ性能
ディスプレイは有機ELディスプレイを採用しており、前機種の6.0インチから6.5インチに大型化しています。更に同日発表された「Xpeira 10」と「Xperia 10 Plus」と同様にシリーズ初のアスペクト比21:9のディスプレイパネルを搭載しています。4K HDR(3840×1644ドット)の高解像度で、更に同社のBRAVIAブランドで培った高画質化技術を採用することで、SDR映像コンテンツをHDR相当の画質で表示することを可能にする「HDRリマスター」機能を搭載しています。
カメラ性能
本体背面に配置されたカメラは前機種「Xperia XZ3」では、シングルカメラでしたが、今回「Xperia」シリーズで初となるトリプルカメラが搭載されており、動画撮影は2160p@24/30fps HDR、1080p@60fps、1080p@30fps (5-axis gyro-EIS)、1080p@960fpsに対応しています。3つのカメラは全て1200万画素で(焦点距離は35mm換算で)「(F値1.6)26mm」、「(F値2.4)16mm」、「(F値2.4)52mm」で光学2倍ズームに対応しています。もちろん超広角での撮影や背景のばかしも可能です。
「Xperia 1」は、新しい画像処理エンジン「BIONZ X for mobile」が搭載されており、光量の少ない暗所などで撮影した際の画像のノイズが少なくなっているようです。各メーカーで新しスマホが登場するたびに「ノイズ低減」とか「さらにキレイに」などと言う謳い文句を目にしているような気がしますが、ソニー製なら映像系の技術に関して疑う余地もないと言っていいでしょう。
バッテリ性能
バッテリ容量は前機種と変わらず3,330mAh(国内キャリア版は3,200mAh)の大容量バッテリーを搭載しており、急速充電にも対応しています。また、ワイヤレス充電にも対応しています。
対応周波数
「Xperia 1」のグローバル版が対応する周波数(バンド)は、4G: LTE Bandが1,2,3,4,5,7,8,12,13,17,19,20,26,28,29,32,38,39,40,41,46,66 / LTE (4G) Cat19/Cat13に対応。UMTS HSPA+(3G)Bandが 1,2,4,5,6,8,19に対応。GSMが850,900,1800,1900MHzに対応。なお、販売エリア(国)や取扱キャリア、製品モデルなどによって対応する周波数に違いがあることを含みおき下さい。
セキュリティ
セキュリティ機能は、指紋認証センサーが搭載されています。前機種では本体側面に配置されていましたが、今回のモデルでは再び本体側面の配置に戻されており、指紋認証センサーの使い勝手が向上しています。
その他
「Xperia 1」は、防水/防塵(IP65/IP68)に対応しており台所などの水回りでも利用可能です。なお、使用の際は本体のカードスロットを確実に閉めてるように気を付けましょう。
ハイレゾーオーディオ(LPCM、FLAC、ALAC、DSD)に対応しています。また、高音質コーデック「LDAC」にも対応。更に、圧縮音源を、ハイレゾ相当の情報量をもつ高解像度音源に自動的にアップスケーリングする「DSEE HX」技術を搭載しています。
「Xperia 1」と「Xperia XZ3」のスペック比較
製品名 | Xperia 1 | Xperia XZ3 |
OS | Android 9 Pie | Android 9 Pie |
CPU | Snapdragon 855 | Snapdragon 845 |
RAM | 6GB | 4GB |
ROM | 64GB / 128GB | 64GB |
CARDスロット | microSDXC(Max 512GB) | microSDXC(Max 512GB) |
画面サイズ | 6.5インチ | 6.0インチ |
解像度 | 3840×1644ドット | 2880×1440ドット |
背面カメラ | 1200万画素+1200万画素+1200万画素トリプルカメラ | 1920万画素カメラ |
前面カメラ | 800万画素 | 1300万画素カメラ |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver 5.0 | Ver 5.0 |
バッテリ | 3,330mAh(国内版は3,200mAh) | 3,330mAh |
サイズ | 約167×72×8.2mm | 約158×73×9.9mm |
重量 | 約180g(国内版は約178g) | 約193g |
※当該製品について不明な点や注意事項等はSony Mobile公式サイトにてご確認下さい。
Source Sony